先日エチオピア航空ビジネスクラスを利用して、アディスアベバでトランジット、カイロへ旅行してきました。
自分でいろいろ調べてましたが、エチオピア航空の記事はそこまで多くないので、気になるポイントを簡単に紹介していきたいと思います!
エチオピア航空では、アディスアベバで8時間以上24時間以内のトランジットがある場合、トランジットホテルを手配してもらえて(もちろん無料、送迎付きです)、トランジットビザ(と言っても基本何もない)で入国可能です。朝などの中途半端な時間でもすぐにホテルチェックインできて、全食事付き、トランジットの時間まで滞在できるのは神対応と思います。そんなトランジットホテルでの宿泊など含めて紹介していきます。
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航空券情報
今回手配した航空券は以下のような感じでした。マイル数や諸税が載ってないですが、ANA特典航空券で11万マイル(アフリカ、ビジネスクラス)で諸税は燃油サーチャージ込みで4万円ちょっとくらいでした。エチオピア航空は燃油サーチャージは無料ではないですが、比較的安いです。(長距離部分を往復ANA利用すると16万円とかしました。)
「ソウル(仁川)経由」とありますが、いったんソウルに立ち寄って、そこからまたアディスアベバへ向かいます。
アディスアベバ⇒カイロは夜の便もあったのですが、カイロ深夜着よりはトランジットホテルでゆっくりしてカイロ早朝着のほうがよいので、トランジット時間を21時間くらい設けるようにしました。ただ、よくよく考えるとエチオピア航空とエジプト航空の便だったので、燃油サーチャージも含めて比較すべきだった気がします。(エチオピア航空利用のほうが安かったのではと。。。)
また、特典航空券では往路、復路それぞれ2区間まで国内線を付けられるので、4/16は札幌でラーメン食べてお土産買って帰るプランとしました。(往路は仙台⇒名古屋⇒成田としようとしましたが、ちょうど仙台⇒名古屋が満席になったのと、家出る時間がかなり早くなりそうだったので新幹線での移動としました)
成田⇒ソウル(仁川)⇒アディスアベバ
成田空港
今回出発時間は20:40でしたが、成田空港でのエチオピア航空のチェックインカウンターのオープン時間は17:00と意外と早めにチェックインカウンターは開いていたようです。
チェックイン時にトランジットホテルのバウチャーをもらえます。この時点で滞在するホテルや、トランジットホテル滞在後のバスピックアップ時間が明記されているので安心です。ちなみにピックアップ時間は出発の2時間前でした(アディスアベバ⇒カイロが4:10発でピックアップ時間は2:10)。また、後から考えると、アディスアベバ⇒カイロはエジプト航空だったのですが、それでもトランジットホテルを用意してもらえてよかったです。
あと、これはエチオピア航空だからというわけではないですが、私の最終目的地はエジプトのシャルムエルシェイクで、預けた荷物の受け取りはシャルムエルシェイクでした。あくまでトランジットということでアディスアベバ滞在時間が長くても預けた荷物は受け取れません。エチオピア航空のチェックイン時にはカイロで受け取って税関手続きして再度預けてと言われましたが、カイロでは受け取らずにシャルムエルシェイクでの受け取りでしたのでご注意ください。このあたりは最終目的地が国際空港かどうかで変わるかと思います。
今回の旅程では成田からシャルムエルシェイクまで丸2日くらいスーツケースを預けていたので、アディスアベバ滞在に必要なものは機内手荷物として持ち込む必要がるのでご注意ください。頭痛薬なども忘れずに持ち込んでくださいね。(帰国時に頭痛薬の予備がスーツケースにあり、頭痛薬が足りなくなって大変でした)
また、ビジネスクラスということでANAラウンジやユナイテッド航空のラウンジが利用できます。私の勝手なイメージだとANAラウンジのほうが良かったイメージでしたが、今回久しぶりに両方とも軽く立ち寄ってみたところ、ユナイテッド航空のラウンジのほうが食事が良かった気がします。ただ、機内食もあるので、控えめに。写真は上2枚がANAラウンジ、下2枚がユナイテッド航空のラウンジです。
成田⇒ソウル(仁川)
成田ーアディスアベバはB787-8の便で、ビジネスクラスの座席は2-2-2で座席としてはANAのthe roomなどと比べると正直かなりイマイチです。が、ほぼフルフラットにはなりますし、そこまでこだわりがなければ十分といった感じでしょうか。
私はトランジットホテルが優秀だったのと、エチオピア航空は特典航空券がかなり取りやすい感じだったのでありかなーと思います。(トランジットが長いとその分目的地の滞在時間が短くなってしまうというデメリットがありますが、そこはエチオピアという国も少しみることが出来るという点で相殺できるかなという感じで。)
搭乗するとウェルカムドリンク(オレンジジュース or シャンパン)がでます。
食事はこんな感じです。ソウル経由ということでキムチとかコチュジャンがついてました。
ちょっと暗くて美味しくなさそうですね(笑)。まぁ、ぼちぼちという感じ。一応、食事は成田⇒ソウル、ソウル⇒アディスアベバでメインの食事が立て続けに提供されて、後は朝食という感じでした。メニューを載せておきます。
ソウル経由のアディスアベバ行きですが、ソウルでは一度降機する必要があります。降機するとアディスアベバ行きはこちらです!と案内があるので、そちらに従って移動します。なお、そこで新しい航空券を手渡しされた気がします。
夜12時くらいの仁川国際空港は閑散としていましたが、15分くらいしてすぐにまた搭乗なので、トイレ行くくらいの余裕しかなかったです。
ソウル(仁川)⇒アディスアベバ
席は当然成田⇒ソウルと同じ席ですが、再度セッティングされていて、今回は長距離路線用のアメニティも置いてありました。
アメニティは以下画像のような感じです(靴下だけ使っちゃって写ってません)。ちなみに、エチオピア航空ではビジネスクラスでもスリッパは置いてなかったので、スリッパが必要な方は持参したほうがいいです。あと、このアメニティ、色が3種類あると見かけた気がするのですが、今回往路1つ、復路2つで合計3つもらえましたが、全てグリーンでした…。
食事はメニューは上述の画像の通りですが、実際はこんな感じでした。私はお肉は控えてサーモンにしました。
朝食はパンケーキを食べたのですが、オムレツの方が美味しそうでした。帰国便ではオムレツにしたので、そちらの写真も掲載しておきます。(2枚目、3枚目は帰国便のものです)
アディスアベバ
アディスアベバではトランジットホテルへ行くために入国手続きを行います。
場所は少しわかりずらかったのですが、イミグレの場所に到着してすぐにあるこのレッドカーペットのとこから手続しました。係りの人が立っているので、「トランジットホテル?」と聞けば教えてくれます。
パスポート、乗り継ぎの航空券、トランジットホテルのバウチャーを見せてすんなり入国できました。事前のビザ準備などは不要です。あくまでトランジット用の一時的な滞在ということで、パスポートにはスタンプも何も押されず、ビザも特に発行されずに航空券に適当なチェックをしたくらいでした。
写真はないですが、イミグレを抜けてエスカレーターで下に降りると、そのまま直進する(大きな荷物がある方はセキュリティチェックとか実施で並んでましたが、列は無視して直進してよいみたいです)と以下のカウンターがあるので、そこでまたホテルバウチャーを見せるとシャトルバスに案内(というか外の送迎用バスに乗って!くらいの案内)してもらえます。
以下は今回手配された「Ethiopian Skylight Hotel」。ビジネスクラス利用だったからかもしれませんが、往路も復路もこちらのホテルでした(エコノミークラスの方もいそうですが、全員がこのホテルではありません)。空港からホテルはバスで数分の距離です。
なお、この「Ethiopian Skylight Hotel」はbooking.comで見ると、1泊$159~とかしそうなホテルですが、それが朝の8時くらい~深夜2時まで利用、朝昼晩のビュッフェがついて全て無料は本当にすごいです!
Skylight Hotelは建物が大きく2つに分かれてましたが、ビジネスクラスはあっちと言われて、2枚目の写真のほうに宿泊しました。
ロビーも客室も満足がいくものでした。下手なマリオット系のホテルよりいいと思います。
往路の時は食事バウチャーはなぜか出発時の朝食も含めて4枚もらえました(朝2時ホテル発なので1枚は利用できませんw。復路の時はバウチャーは3枚でした)。レストランは一部しか写真撮ってませんが、参考まで。デザート部分は写真撮ってましたが、食事も相当にありました。ちなみに朝昼晩で、昼が一番豪華だった気がします。
アディスアベバでは少し街中、と言ってもホテル周辺を数キロくらい散策してみました。アディスアベバは標高約2,400mに位置する街ですが、あまり標高が高いということは感じませんでした。
実は初日はホテルのスタッフにプライベートツアーを提案されて少し値切って約束したのですが、時間変更などがあって結局流れてしまいました…。また、帰国時はひどい頭痛でずっと寝てたので、アディスアベバは本当に少しだけ散策したという感じです。
エチオピアと言えばやはりコーヒーですよね。とりあえずは有名なTOMOCAコーヒーでコーヒーを立ち飲みしました!アディスアベバの街は散策しているとけっこう声をかけられます。あまりしつこくはないので軽くあしらっていればいいのですが、両側につかれて片腕をつかまれてものを売ろうとしてきたりもした(スリを狙われていたかもしれません)ので要注意です。アディスアベバではちょいちょい日本人の窃盗被害も起きているようです。
靴磨きとかいたるところでやっているので試してみたかったし、国立博物館や、少し怖いですがマルカートも行きたかったですが、帰国時の体調不良で断念。それはまた次回以降行く機会があれば…。
アディスアベバ⇒カイロ
ホテルから空港へ戻る送迎バスは一定間隔で来るみたいです。往路ではすぐに来て乗りました。復路で利用した時は夜20時頃でしたが、15分間隔でくるからと、15分くらい待ってから向かいの建物の前に来てたものに乗り込んで空港まで移動しました。
深夜2時頃のアディスアベバの空港はだいぶ閑散としていました。なぜ…?という感じですが、深夜は4時台のカイロ行きだけ、その他は8時以降の便でした。空港内のお店はほとんどしまっており、シルバーラウンジ(ShebaMilesメンバー用のラウンジ)も閉まっていましたが、スターアライアンスゴールド用のラウンジとビジネスクラス利用者用のラウンジ(Cloud 9)は開いてました。
スターアライアンスゴールド用よりビジネスクラス用のラウンジ(Cloud 9)のほうが少し豪華でしたが、深夜に見た感じだとどっちもそこまでは変わらなさそうな感じでした。
以下は深夜のビジネスクラス用のラウンジ(Cloud 9)の様子です。かなり広いラウンジですが、深夜3時頃では利用者は私ともう1名しかいませんでした(笑)。深夜にも関わらず少しは食べ物もありましたし、写真を撮り損ねましたが、ワインもけっこう種類が取り揃えられていて、かなりよい部類のラウンジだと思います。
なお、帰国時に夜の20時過ぎに行ったときはかなり込みあっていました。メイン時間の食事等もチェックしたかったですが、体調不良でずっと座って休んでました^^;
後は、カイロまではエジプト航空での移動だったので、本記事では割愛します。以下はカイロで降りた時のエジプト航空便の写真です。この後手荷物受取があると思い空港内をさまよい歩き、問い合わせなどもしましたが、結局は冒頭で記載した通りシャルムエルシェイクでの受け取りで、普通にトランジットすればよかったです^^;(ただ、シャルムエルシェイクでは優先タグついてるのに、全員分の手荷物ができった後くらいに、国際線乗り継ぎ用の手荷物は少し違うところから流れてきたので、やはりカイロ受け取りだったか😱とかなり焦りましたw)
エチオピア航空でのアディスアベバトランジットは以上のような感じでした。
ちなみに帰国時はカイロからアディスアベバ経由で成田でしたが、カイロ空港のチェックイン時にトランジット用のホテルバウチャーの話が出なかったので、こちらから言ったらバウチャーをもらえました。また、帰国時のアディスアベバのゲートでは成田行きではなくソウル行きとして案内されていたので少しだけ??となりました。
まとめ
最後に少しまとめておきます。(2023年4月、成田発20:40発での情報です)
- 燃油サーチャージは無料ではないもののだいぶ安めで燃油サーチャージ高いときは助かる
- アディスアベバ行きはソウル経由で1回降りて再度搭乗する必要あり
- 食事は成田→仁川、仁川→アディスアベバ両方でメイン的な料理提供され、その他朝食が提供される
- アディスアベバでトランジット8時間以上24時間以内はホテル手配してもらえる(全食事、送迎付き)
- トランジットホテルのバウチャーは成田(帰国時はアディスアベバ行きの便をチェックインするタイミング)でもらえてホテル名、バスピックアップ時間も事前にわかる
- エチオピアはトランジットビザで入国可能(パスポート、航空券、ホテルバウチャーがあれば入国可能)で、特に事前にビザ等入手する必要はない
- あくまでトランジットなので、トランジット時間が20時間くらいあっても荷物はアディスアベバでは受け取れず、目的地で受け取りとなるため、必要な荷物は機内持ち込みしたほうがよい
- ビジネスクラス利用時に手配されたトランジットホテルはけっこう豪華
- エチオピア航空内にはビジネスクラスでもスリッパはない
- ビジネスクラスの機材、座席は少し残念。ただ、Totalすると満足度は高かった
気が向いたら今回のエジプト旅行記も記事にするので、よろしければそちらも見てください!では。