前回までの記事では出発~イタリアの鉄道を利用したヴェネツィアへの移動までについて紹介させていただきました。
今回は最初の観光地であるヴェネツィアでのホテル、観光について紹介させていただきます。
なお、前回までの記事は以下となりますので、よろしければご覧ください。
ヴェネツィア到着!
ヴェネツィアは言わずと知れた水の都。イタリア共和国ヴェネト州の州都でイタリア北東部に位置しています。ヴェネツィアは「ヴェネツィアとその潟」としてアドリア海のラグーナ(潟)とそこに点在する118の島全体が世界遺産として登録されています。今回は7月に行きましたが、ヴェネツィアの伝統的なドレスと仮面で仮装するカーニバルは毎年1月~2月ころに行われます。以下はお土産物屋さんの写真ですが、雰囲気ありますよね。タイミングがあえばカーニバルの時期にも行ってみたいです。
話が最初から逸れてしまいましたが、ヴェネツィアの陸の玄関口であるサンタ・ルチア駅を出ると、すぐ目の前に運河が流れていてヴェネツィア到着ということをすぐに実感させてくれます。
少しわかりにくいですが、上の写真の左前方に見えるのが水上バスのヴァポレットの乗り場です。ヴァポレットについては後ほど紹介させていただきますが、ホテルにチェックイン後、私はここからヴァポレットに乗ってサン・マルコ広場まで移動しました。
以下の写真はホテルに徒歩で移動する時に撮った運河の写真です。ヴァポレットに乗ったときはこの運河をゆっくりと走っていきます。
ヴェネツィア本島は水路が入り組んでいるため、少し歩いては水路を渡る必要があるのですが、どこを歩いても雰囲気があります。
ヴェネツィアで宿泊したお勧めのホテル!
ヴェネツィアでのテルを選ぶ際は、主に
①観光に便利だけど宿泊代が高いヴェネツィア本島に宿泊
②少し宿泊代を節約できるヴェネツィア本島の隣にあるリド島に宿泊
③宿泊代を節約できるイタリア本土にあるメストレに宿泊
のどの方針にするかを決める必要があります。
私は今回はヴェネツィア滞在は1泊しかなかったため、ヴェネツィア本島の利便性のいいホテルに宿泊してできるだけ街中を歩き回る方針にしました。私はSPGアメックスを発行しており、SPG、マリオットの上級会員となっているため、SPGとマリオット系列のホテルを探してみましたが、宿泊代や場所がマッチせずに断念。
今回はエクスペディアで評判がよく、本島としては宿泊代もほどほどの「Hotel Ca’ Zusto Venezia」に宿泊しました。エクスペディアでアメックスクーポンを利用してキャンセル手数料無料のプラン、朝食付き、コミコミで14,000円程度です。
ホテルの立地と外観
「Hotel Ca’ Zusto Venezia」はサンタ・ルチア駅から観光拠点でもあるリアルト橋の方向に向かって徒歩7,8分の場所にあります。観光拠点として賑わいを見せるリアルト橋までは徒歩10分ちょっとと少し離れていますが、スーツケースを持ってホテルまで移動することを考えれば、なかなかよい立地だと思います。
ホテルの外観はヴェネツィア感満載でとても良いですが、あまりにもまわりと溶け込みすぎていてホテルを見つけるのになかなか苦労しました。ホテルの目の前でずっとうろうろしてました。(笑)
ホテルの部屋
今回宿泊した部屋は「Classic Single Room」です。決して広い部屋ではなく、スーツケースを開けるスペースがなんとかとれるくらいの広さしかありませんでしたが、とても雰囲気がよく一人で滞在するには十分な部屋だったと思います。
窓の外は普通のヴェネツィアの路地でした。
バスルームの写真も撮っていたのですが、後で見ると全て私がガラスに映り込んでいたので、トイレの写真のみでご容赦ください。(笑)
ホテルの朝食
朝食会場は2階にあります。朝食会場も洒落た感じでなかなかいい雰囲気です。
今回のホテルは全て朝食込みのプランしかなかったため、正直ホテルの朝食にはあまり期待していなかったのですが、普通に種類も揃っていましたし、十分満足できる朝食だったと思います。
ヴェネツィア本島としてはまずまずリーズナブル、立地もよくこの朝食がついていましたので、かなりお勧めのホテルです。スタッフの方もフレンドリーでかなり対応がよかったので、またヴェネツィアに行く際にはこの「Hotel Ca’ Zusto Venezia」に宿泊したいと思っています。なお、Free wifiもあると言われたのですが、部屋にパスワードが見当たらず、また購入したSIMも3GBと通信量にも困っていなかったためFree wifiの利用は諦めてしまいました。
ヴェネツィア観光!
今回のヴェネツィアは1泊のみの滞在(今回の旅行は全て各都市1泊または2泊の弾丸旅行です)のため、ヴェネツィアも残念ながらド定番の観光場所しかまわれていませんがご了承ください^^;
また、2日に分かれて観光しましたが、時系列ではなく観光した場所ごとに紹介させていただきます。
水上バスヴァポレットに乗船
今回、せっかくですので水上バスのヴァポレットを利用してみました。ヴァポレットは複数の路線がありますが、私は路線2を利用してサンタ・ルチア駅からサン・マルコ広場へ移動しました。ヴァポレットのチケットは1回券7.5ユーロ、24時間券20ユーロ、72時間券40ユーロなどありますので、滞在日数や予定にあわせてチケットを購入します。私は1回乗ってみたかったというだけですので、割高ではありますが、1回券を購入しました。
チケット購入は窓口もありましたが、私は自動販売機で簡単に購入できました。(窓口は少し並んでいましたし、英語苦手なのでやめておきました)
運航時間や運航間隔は路線によって異なるようですが、始発は5時~6時半頃、最終は18時半~23時頃までで、運航間隔は10分~30分くらいのようです。
ヴァポレットの船内はけっこう混んでいますが、ヴェネツィアの水路を船で移動しながら観光を楽しめるので、お勧めです。
町中を歩くのとはまた違った感じで、運河から眺めるヴェネツィアも格別でした。途中、よくわからないオブジェなどもありました。
サン・マルコ広場
サン・マルコ広場はかつて栄えたヴェネツィア共和国の中心地で、「世界一美しい広場」とも言われる広場です。14世紀~16世紀に栄えた地中海貿易の拠点となって、政治、宗教、文化の中心となっていたようです。
上記写真の左側に見えるのがドーム型の屋根が特徴的なサン・マルコ寺院、右側に見えるのが高さ96.8mの鐘楼です。
鐘楼
今回、せっかくですので鐘楼に上ってみました。料金は少しお高いですが、8ユーロです。ただ、上ってみると、絶景、ヴェネツィアの町が360度一望でき、その料金分以上の価値はあったと思います。
ただ、鐘楼に上る時も下る時もエレベーター待ちで、それぞれ15分ずつくらいは待った気がしますので、少し時間に余裕をもって上るようにしましょう。
サン・マルコ寺院
サン・マルコ寺院は内部が写真撮影NGなので写真を撮ることはできませんでした。が、中に一歩入ってその壮麗さに息をのみました。外観も素晴らしいと思いましたが、中はもっと素晴らしかったです。最初に入った寺院ということもあるかもしれませんが、今回の旅行で一番感動したかもしれません。
こちらも入場には少し並びますが(私は30分くらい並んだかな?)、入場は無料ですので、ぜひとも訪れてほしい場所の1つです。
2階にある博物館は入場料として5ユーロかかりますが、いろいろな展示物を見ることができるのと、バルコニーへでてサン・マルコ広場を眼下に眺めることができるのでなかなかお勧めです。
時計塔 ため息の橋 リアルト橋
リアルト橋
リアルト橋はヴェネツィアでも一番人気の橋ということで、リアルト橋とその周辺は常に賑わっていました。リアルト橋からの景観は素晴らしく、リアルト橋から運河を眺める位置には常にカメラを構えた方たちで溢れかえっています。私も他の方に負けじと写真をたくさん撮ってしまったので、時間帯別に3枚ほど載せさせていただきます。(構図が同じでないことはご容赦ください)
ヴェネツィアでの食事
ヴェネツィアでの食事は失敗したので、掲載する必要もないくらいなのですが、一応失敗談として紹介しておきます。
今回、ヴェネツィアでは、事前においしそうなお店をピックアップして、リアルト橋から徒歩5分くらいのレストランに行こうと計画していました。が、リアルト橋周辺を散策して運河沿いで楽しそうに食事をしている方々を見ていたら、どうしても運河沿いで食事をしているところをツイートしたくなり、飛び込みで適当なお店に入ってしまいました。
結果、そこまでお腹が減っていたわけでもないのに、観光地価格、量が想像していたものの2倍以上、味もイマイチという結果で、50ユーロくらい支払ってほとんど残して帰った上に結局ツイートもしませんでした。(笑)
一応注文した前菜とパスタの写真も載せておきますが、前菜だけでも食べきれないくらいのボリュームでした^^;
やはり美味しいものを食べたい場合は事前に調べたお店に行ったほうがいいですし、日本人は少食なほうなので一人で複数料理を頼む場合は、事前に量を確認したほうがよいと思います。
翌日のランチも楽しみにしていたのですが、狙っていたバーカロ(ヴェネツィア名物の居酒屋)のお店が閉まっていた上に、あまりおなかも減っていなかったため、残念ながらランチはビール1杯(+ついてきたピーナッツ)のみという結果に終わってしまいました。(笑)
最後に
ヴェネツィアは観光地の定番なだけあって、本当に魅力的な都市でした。
今回私は1泊だけですのでヴェネツィアの魅力の一部に触れただけに過ぎない思いますが、サン・マルコ広場などの観光地も素晴らしかったですし、その美しい街並みの散策はとても楽しかったです。ぜひともまた(できればカーニバルの時期に)ゆっくりと訪れたいです。
最後に私の失敗談を紹介します。ヴェネツィアは迷宮都市と言われるだけあって街中は複雑で同じような路地ばかりなので、正直どこを歩いているのかわからなくなってしまいます。今回、夜23時過ぎにリアルト橋周辺からホテルに戻ろうとしたところ、なんとwifiルーターの電源が切れて(移動続きだっためモバイルバッテリーの電池も切れていました)通信ができない状況となっていました。普段wifiルーターを利用していないため、全く気づきませんでした…。23時過ぎのリアルト橋周辺は賑わっていましたが、そこからホテルまでの路地はずっと以下写真のようにかなりひっそりしており、どこを歩いても似たような路地。
案の定ホテルまで道に迷いましたが、通信ができない状況というのは非常に不安で仕方ありませんでした。ホテルまでたどり着いた時のあの安堵感は忘れられません。(笑)
ということで、皆さんも旅先ではスマホの電池の残量の他、wifiルーターの電池の残量等にも気を付けるようにしましょう!
ともあれ、ヴェネツィアは最高でした!
なお、私は今回フランクフルトからミラノ経由で鉄道でヴェネツィアまで行きましたが、ANA特典航空券の中でフランクフルトからヴェネツィアまで空路で移動することもできます。私の移動日は乗り継ぎが悪く、夜便しか選択できなかったので諦めましたが、他の日は日中の便も選べたと思います。空路だとヴェネツィアも行きやすい都市だと思いますので、本記事を読んでいただいた皆さんもよろしければ是非ともヴェネツィアへ行ってみてください♪
ということで、今回はここまで。次回はローマを紹介させていただきます(^^)/