【特典ファーストで行く欧州旅行記②】フランクフルト空港のラウンジ利用、イタリアでのSIM購入、ミラノ~ヴェネツィアまでの鉄道移動など!

前回の記事ではファーストクラスの発券から、ANA SUITE LOUNGEの利用、DINING hの利用、ファーストクラス搭乗について紹介させていただきました。

欧州旅行記の第2回目となる今回はフランクフルト空港でのビジネスラウンジとセネターラウンジの利用、ビジネスクラスでのミラノへの移動、ミラノでのSIM購入やプチ観光、ヴェネツィアまでの鉄道移動などについて紹介します。

 

 

ルフトハンザ航空のビジネスラウンジとセネターラウンジ利用

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羽田ーフランクフルトのフライト時間が1時間も短くなったため、フランクフルト空港到着は早朝5時です。

フランクフルト空港は乗り継ぎでミラノへ向かうため、ANA便到着のBゲートからミラノ便出発のAゲートまで移動しましたが、制限区域内でBゲートからAゲートへ移動する通路は早朝のためクローズされていました…。

迷いながら遠回りしていったん制限区域の外にでてから、時間のかかる保安検査場を通過したら6時過ぎとなっており、その時にはBゲートからAゲートへの通路がオープンされていたようで、みんな近道してました(笑)。早朝(6時前)に到着してAゲートへ向かう場合は一旦制限区域の外に出るか、通路がオープンされるまで待つ必要があると思いますので、ご注意ください。

さて、ANAはスターアライアンスに所属していますので、同じスターアライアンス所属のルフトハンザ航空のラウンジを利用することができます。

ルフトハンザ航空で用意されているラウンジは

  • ルフトハンザ ファーストクラス ラウンジ
  • ルフトハンザ セネター ラウンジ
  • ルフトハンザ ビジネス ラウンジ
  • ルフトハンザ ウェルカム ラウンジ

の4種類となり、以下の表はルフトハンザの公式ページ(http://www.lufthansa.com/jp/ja/Lounge-types-and-access)の画像です。

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利用しそうなところだけ簡単に要約すると、ルフトハンザ航空、スイス インターナショナル エアラインズ以外の航空券の場合、当日出発するファーストクラス利用者、スターアライアンスゴールドメンバー(ダイヤモンド、プラチナ、SFC)の方はルフトハンザ セネター ラウンジとルフトハンザ ビジネス ラウンジを利用可能、ビジネスクラス利用者はルフトハンザ ビジネス ラウンジのみ利用可能ってことになります。

ルフトハンザ航空ではビジネスクラス利用者よりも、利用頻度の多い航空会社の上級会員を優遇しているようですね。また、上記表には記載されていませんが、ANAの公式ページを見ると、ビジネスクラス利用での入室時以外は同行者1名も入室可能なようです。

私はスターアライアンスゴールドメンバーということで、ルフトハンザ セネター ラウンジとルフトハンザ ビジネス ラウンジの両方に入れるので、せっかくですので両方とも入ってみました。

ルフトハンザ ビジネス ラウンジ

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まずはルフトハンザ ビジネス ラウンジです。

ルフトハンザ ビジネス ラウンジは上述している通り、スターアライアンスゴールドメンバー、スターアライアンス便のファーストクラス、ビジネスクラス利用者が利用できるラウンジです。スターアライアンスゴールドメンバーやファーストクラス利用者はルフトハンザ セネター ラウンジを利用できるため、入り口で「お前はセネターラウンジ利用できるぞ」と言われましたが、当然入れてもらえます。ラウンジ自体は思っていたより狭くて人が多く、早朝の6時過ぎでしたが、満席に近かったと思います。

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ラウンジ内に用意されているものはドリンク類と本当に簡単な軽食のみで、国際線のビジネスクラス利用時のラウンジとしては少し物足りない印象です。とは言っても、アルコール類もおいてありますし、ラウンジを利用できるというのは大変助かります。

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ルフトハンザ セネター ラウンジ

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続いてファーストクラス利用者、スターアライアンスゴールドメンバーの方が利用できるルフトハンザ セネター ラウンジです。こちらのラウンジはビジネスラウンジと比べるとだいぶ広く、混雑している感じは全く受けませんでした。

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ドリンクや軽食の種類もビジネスラウンジよりワンランク上で、搭乗時間まで軽く朝食とビールをいただきながら、Free wifiを利用してTwitterでのありがたいツイートへのリプライや情報収集をしてゆっくりと過ごすことができました。

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ちなみに、セネターラウンジの中には少し離れた席に日本人の3人組の方がいて、その席の近くを通った時にマイルの貯め方とかいうような話が聞こえてきましたが、話しかける勇気はもちろんなくそっとスルーしておきました。(笑)

 

ビジネスクラスでミラノへの移動、ルフトハンザ航空のビジネスクラス搭乗

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フランクフルトからミラノへはルフトハンザ航空のビジネスクラスで移動です。以前から欧州内のビジネスクラスはエコノミーシートの真ん中席をブロックしただけという話を見かけていましたが、ほんとにその通りでした。

一応、「Lufthansa Business Class」と書かれていたり、

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エコノミークラスとの間にカーテンがあったりはしますが、

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座席はこんな感じでした。シートピッチはエコノミークラスと全く変わりません(笑)。

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なお、今回の旅行で欧州内のルフトハンザ航空のビジネスクラスを3回乗りましたが、うち1回だけは以下写真のように真ん中の席が完全に座れないよう物理的にブロックされており、その他の2回は予約を受け付けないようにブロックしているだけです。

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フランクフルトからミラノまでは1時間ちょっとのフライトでしたが、スパークリングワインと簡単な軽食を出してもらえました。スパークリングワインはフルボトルを開けさせてしまって申し訳なかった、軽食はまずまずといったところです。

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ミラノ到着!リナーテ空港からミラノ中央駅までの移動

これは航空券発券時に知ったのですが、ミラノにはマルペンサ空港とリナーテ空港の2つの空港があります。今回は時間帯的にどちらの空港着の便も選択できたのですが、市内に近いリナーテ空港着の便としました。リナーテ空港は主に短距離国際線やイタリア国内線などに利用する空港ですが、市内への移動を考えると選択できるのであればリナーテ空港一択ではないかと思います。

リナーテ空港からミラノ中央駅まではバスで5ユーロ、30分程度で行けます。機内に預けた手荷物を受け取って制限区域の外に出ると左側にチケット販売所がありますので、そこでチケットを購入して指定されたバスに乗るだけです。私はチケット購入時にもう出発寸前と言われて慌ててバスに飛び乗ったので運行間隔などは確認できませんでした。

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なお、今回はリナーテ空港を利用したため、マルペンサ空港は利用していませんが、参考までにマルペンサ空港からのアクセスを記載しておくと、マルペンサ・エクスプレス(鉄道)が10分~30分間隔で運行していて13ユーロで所要時間は30~40分、シャトルバスは8ユーロで所要時間は50分程度のようです。 

 

ミラノ中央駅で欧州周遊SIMを購入

実は今回は日本で欧州周遊のSIMを手配しておこうと思っていたのですが、結局どれがいいかよくわからずに迷っているうちに出発直前となっていました。(笑)

出発直前にどなたかのブログ(思い当たる方はいるのですが、該当記事が見当たらなかったので記憶違いかも…)で紹介されていた以下のSIM(ヨーロッパ、アジア周遊で15日間4Gまたは3G高速データ通信が3GBまで、3GB以上の場合でも速度制限128kbpsで利用可)がベスト!!と思って注文しようとしましたが、対象商品はAmazon プライムの対象外で配送が間に合わないということで断念。SIMを事前に手配する場合は早めに行動することをお勧めします。

日本での調達が間に合わないため、私は仕方なくSIMは現地調達することにしましたが、フランクフルト空港でのSIM購入は高いという記事も見かけたので、リナーテ空港でSIMを探してみました。が、通信会社が見当たらず、ちょっと不安でしたが、とりあえずミラノ中央駅に行けば簡単に見つかるだろうということで、とりあえずミラノ中央駅まで行ってから探すこととしました。

案の定、ミラノ中央駅の構内にTIMという大手通信会社(日本でいうドコモのような会社)があったため、今回はそちらでSIMを購入しました。

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私が購入したSIMは店員さんから勧められた20ユーロで30日間有効、4Gまたは3Gの通信が3GBまでのSIMです。

購入時に確認したのは7日くらいのプランがないか?ということと、ヨーロッパの他の国で利用可能か?ということの2点。プリペイドSIMは30日未満のものはなく、また、ヨーロッパの他の国でもデータローミングさえすれば問題なく使えるとのことで、このSIMに決定しました。

また、現地SIM購入時にプランの他に気をつけていたのは、クレジットカードを使わずに現金払いで全てを済ませられることです。誤った契約となってしまってクレジットカードから毎月引き落としとかになったらかなり面倒なことになりますので、全て現金払いでSIMを購入しました。

通信も問題なかった(3Gの時も多かったですが欧州はこんなもん?)ですし、ドイツ、フランスでもデータローミングをONにすれば問題なく利用できました。ちゃんと調べればもっと安いSIMもあるかもしれませんが、20ユーロ(1ユーロ130円換算で2,600円)でこの内容であれば、なかなかお勧めできるSIMだと思います。

心配な方は日本で事前手配、別に何とかなると思う方は現地手配でいいのではないでしょうか。

 

ミラノでのランチとドゥオモ観光

ミラノは9時50分空港着で、14時45分ミラノ中央駅発の鉄道の予約をしていたため、5時間ほどの滞在のみです。空港からの移動やSIM購入などを考えると実質3時間ほどの時間しかありませんでしたので、今回は昼食と少しだけドゥオモの観光をしました。

本当はダ・ヴィンチの最高傑作「最後の晩餐」を観てみたいとも考えたのですが、「最後の晩餐」は公式ホームページから予約が取れず(3ヵ月前から予約可能なのに1ヵ月前くらいにチェックしたため当然)、また、飛行機遅延の可能性や、スーツケースをどうするか(ミラノ中央駅で預け入れできるようですが…)などの問題があったため断念しました。どうしても「最後の晩餐」を観たい場合は3ヵ月前の予約は必須、それで取れなかった場合は、割高になりますが電話予約や業者・ツアーで手配してもらう方法もあります。

ミラノでのランチ

今回の旅行では札幌グルメの時の欧州編みたいなイメージで、グルメなTwitterのフォロワー様に事前にお勧めのお店を聞いてみました。

たくさんのお店を紹介していただきましたが、紹介してもらう対象とした都市はローマ、ミュンヘン、パリのみに絞ってしまってミラノは含んでいなかったので、今回ミラノではアーモイタリアというサイト(イタリア情報としてはけっこう参考になるサイトだと思います)で絶賛していた「RIGOLO」というお店に行ってみました。

www.tripadvisor.jp

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私がお店に行った時にはお店の入り口にオーナーさんが立っていて、スーツケース2個持ちの私を温かい笑顔で迎え入れてくれました。店員さんにお勧めのパスタを聞いて注文したのは、オーナー自慢のヤリイカとからすみのパスタ(タリアテッレ)13ユーロ(と暑かったのでビール)です。

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味付けはとても美味しかったです!!が、今回のパスタは柔らか目で、私はもう少し弾力があって触感があるパスタが好きなので全体的な満足度としてはまずまずといったところでした。(私が知らないだけですがタリアテッレはだいたいこんなにもんなのかもしれません)

ドゥオモ観光

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観光というのもおこがましいくらいなのですが、せっかくですのでミラノのシンボルともなっているゴシック様式の尖塔が美しいドゥオモを少しだけ観てきました。

ドゥオモは1386年にヴィスコンティ家の領主の命令によって建設が始まり、なんと500年以上の年月をかけて1887年に完成した大聖堂です。

残念ながら中に入って見学したり屋上テラスに上がったりする時間まではなかったのですが、目の前に立って眺めるだけでその壮大さにただただ感動しました。今度ミラノへ立ち寄る時にはもう一度ゆっくり訪れるべきところだと思います。

ドゥオモを間近で眺めてジェラートだけ食べてミラノ中央駅に戻りました。

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ミラノ~ヴェネツィアまでの鉄道移動

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ミラノからヴェネツィアまではトレニタリア(イタリアの国鉄)のフレッチャロッサを利用して2時間半の鉄道移動をしました。

鉄道のチケット手配までは紆余曲折ありましたが、最終的にはトレニタリア公式サイトから事前予約して60.9ユーロ(当日窓口で購入すると104ユーロ)で1等エグゼクティブシートを予約しました。なお、イタリアの鉄道は事前予約するとかなりお得です。例えばミラノからヴェネツィアの1等ビジネスシートだとたったの39.9ユーロ(当日窓口で購入すると60ユーロ)です。

事前予約の安いチケット(SUPER ECONOMY)はキャンセル、変更はできないチケットとですので注意が必要ですが、旅程が固まっていてキャンセルの可能性が低い場合は鉄道はトレニタリアの公式サイトから事前予約をお勧めします。鉄道のチケット手配については以下記事も書いていますので、よろしければご覧ください。

 

さて、ミラノ中央駅はかなり広い駅ですが、電車が発着するプラットホームは2階にあります(今回切符売り場は利用しませんでしたが、切符売り場は1階にあります)。出発ホームについては、2階に上がると大きな電光掲示板が何か所かにあり、そちらで確認しますが、時間ぎりぎりまで表示されないことが普通のようです。私の利用した電車は出発の15分前くらいにホームが表示されましたので、それを確認してからホームへ移動しました。

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プラットホームはフラットです。日本のように階段を上ったり下りたりする必要がないのがとてもいいですね。ただ、日本と違っていろいろとわかりにくい部分も多いですので、少し余裕をもって行動したほうが焦らずにすみますね。また、今回私は事前予約したチケットを印刷して持って行ったので不要でしたが、当日切符を購入した場合は切符に打刻する必要があるので電車に乗る際はご注意ください。

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エグゼクティブシートは1両目の8シートしかありません。全席一人掛けのゆったりした革張りの席で、エグゼクティブ感が満載です。この日は日曜日の午後の電車でしたが、エグゼクティブシート利用者は私の他は1組の夫婦のみ。途中でその夫婦は降りられたのでそこからは私専用の車両でした(^^)/

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1等エグゼクティブシートでは水、スナックとウェルカムドリンクとしてプロセッコ(スパークリングワイン)をサーブしていただきました。事前に見たブログでは食事をいただけるというのも見かけたので少し期待していたのですが、時間帯なのか残念ながら食事まではつきませんでした^^;(トレニタリアの公式サイトのエグゼクティブシートの説明の一部に「Bar/bistro service(in coach 5)」と記載がありましたが、さて、、もらい損ねただけ? )

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エグゼクティブシートの快適なシートでは、鉄道の2時間半の移動もあっという間に終わり、時間通りにこの日の最終目的地の水の都ヴェネツィアに到着です。

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今回はヴェネツィア到着までとして、次回はヴェネツィアで利用したホテル、ヴェネツィア観光について紹介したいと思います。

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