ANA国内線特典航空券は運航ダイヤ期間ごとの一斉予約(1月下旬に10月分までの予約開始、8月下旬に3月までの予約開始)となっています。(2018年6月までは2ヵ月前から発券可能で、裏技を利用して2ヵ月+14日前から発券ということが流行っていましたが、そちらはシステムが変わって今は終了しています)
今回は夏休みに羽田-那覇便の予約をする例で、一斉予約開始日よりさらに前に発券する方法を紹介したいと思います。
ANA国内線特典航空券のルール
ANA国内線特典航空券のルールでは以下となっています。
- 運航ダイヤ期間ごとの一斉予約(1月下旬に10月分までの予約開始、8月下旬に3月までの予約開始)
- ブラックアウトの期間がある(GW、お盆、年末年始の東京、名古屋、大阪発着)
- シーズンによって必要マイル数が変わる(例えば2017年は8/10~8/21はハイシーズンで羽田-那覇便で往復21,000マイルかかるなど)
上記ルールから、一斉予約開始日前にはANA国内線の特典航空券を発券できず、かつブラックアウトの設定されている繁忙期には羽田発の航空券などは発券自体不可となります。
那覇便の特典航空券を予約開始日より前に発券する方法
それではどうやって那覇便の特典航空券を予約開始日より前に発券するかと言うと、ANA国際線特典航空券の提携航空会社を利用して発券します。
通常のANA国際線特典航空券では、日本発の場合は途中降機(24時間以上の滞在)することができません。が、提携航空会社を利用することで日本国内での途中降機が可能となり、その途中降機を利用して那覇に滞在することができることになります。
国際線を利用するということで人によっては若干手間ではあるものの、那覇旅行が目的の場合に、予約開始日より前に発券することができ、ANA国内線特典航空券のブラックアウトの期間も回避できることになります。例えば、以下のような旅程で、発券できます。
ANA国内線特典航空券ではブラックアウトに設定されている日の那覇行きを、予約開始日前に発券できることになります。乗り継ぎが1回発生してしまいますが、人によっては許容範囲ではないでしょうか!?
許容範囲かどうかメリット、デメリットについて見てみましょう。
メリット
・予約開始日前よりも前に発券可能
・往路もしくは復路のいずれかはブラックアウトを回避できる(片方は完全に国内線になるためブラックアウト完全回避はたぶん無理。)
・ハイシーズンであれば 必要マイル数が減る(羽田-那覇のハイシーズンは往復21,000マイル必要→20,000マイルになる)
・海外気分もちょっとだけ楽しめる。当然数日滞在することも可能
デメリット
・パスポートが必要
・諸経費がかかる(今回の例だと5,620円)
・ハイシーズン以外であれば必要マイル数が増える
・移動時間が長くなる(飛行機搭乗が1回以上増える。那覇滞在時間が減る)
・幼児の扱いが変わってしまう(2才もマイルが必要になる。2才未満は幼児料金として通常運賃の10%がかかる。)
・国際線部分の予約がとれなければ成立しない(繁忙期であれば国際線部分の予約勝負?)
所感
私はちょっとでも海外行きたい派なので、多少のデメリットは全然OKなのですが、デメリットを許容できない方も多いだろうなと思います。特に小さなお子さん(特に2才のお子さん)がいらっしゃる方には、移動時間が長くなる&必要マイル数が増えるなどとデメリットが大きいので厳しいだろなとか。
また、国際線を2区間搭乗することになるのでこの方法を利用するのであれば、SFCなどの上級会員の資格を持っているかどうかで空港での快適さがまったく異なってくると思います。
最後に
目的地の旅行先から提携航空会社で国際線が就航していると利用しやすいですが、国内線2回乗り継ぎも可能ですので、例えば上記の例で
東京→台北→大阪→那覇(途中降機)→東京
とすることができます。そうするとかなり予約の幅が広がりますよね。
人気の旅行先は特典航空券の競争率も高いので、是非ともこの方法を利用してほかの方より先に特典航空券をおさえてみてはいかがでしょうか!?